私達羽山工務店は、
立川市、武蔵村山市、国分寺市(西町、高木町)で長い付き合いで住まいの困ったを解決してくれる、地元の工務店を探している人たちのために、時代のはやりすたりに流されず頑丈で使いやすく、夏は涼しく冬は暖かい快適な住まいと家族的なおつきあいを、提供することに生き甲斐を感じている工務店です。

S様邸 ロングインタビュー

『不動産屋さんは、嫌いなんで!』って最初に言いましたよね(笑)

【S様ご一家】ご主人奥様、【インタビュアー】 主任 羽山昭彦 恵美子

*S様が土地をご購入された時、羽山昭彦は不動産会社に勤務していました。
 そこで出会い、土地を買って頂いたところからご縁がつながりました。

 

■偶然と言えば偶然ですよね。そこから縁ですね。

羽「まず、改めてお聞きしますが、家を建てようと思ったきっかけは何ですか?」

「親との同居でしょ」

「それが一番最初だもんねぇ」

「家を買おうと思ったのは、主人の親と同居をするって目的ですね」

羽「最初お会いした時には、同じアパートで、二世帯借りてらっしゃって、お家賃がいくらっておっしゃってましたっけ?」

「駐車場入れて7万」

羽「それがダブル(二世帯)でかかるって言ってて」

「なんせ後はお義母さんが病気でもうね、動けなくなるから、バリアフリーの家を!ってことで、もう造るしかない!」

「ってことは、その前の年だっけ?造ろうかなぁと思ってたのは」

「そうねぇ、前の年??」

「もう病気って。入院してたっけ?」

「してないよ。一緒に住んだじゃん。あぁ難病にはなってた」

羽「その時はお母様もアパートにも住んでいましたよね。お父様と」

「はい」

羽「じゃあ 家を買おう・建てようと思った時に、こんな家に住みたいなとか理想はあったりしました?全く初めての話じゃないですか、家って」

「理想…?」

羽「ええ」

「高く売れる家」

・羽「へえっ!?」

「私、そうゆうふうに言ったと思う。高く売れる家を造って欲しいって言った気がする。だから南向きで道路に面してて、奥地は嫌。売る時に売れないからって」

羽「あ~僕も、やっぱり買っていただくのなら、ここの土地を例に出してみれば、奥に入った所(旗竿地)じゃなくて、こっちの方(整形地)が 土地の価値って絶対あるから、こっちを買えるんであるならば、こっちを買った方が良いですよ、ってゆうのは言った気がします。」

「初めて会った時に言ったの?」

「初めて会った時は言わない。その後羽山さんの会社に行った時に」

羽「家自体は?例えば、そもそも広告を見て来られたわけだから。普通の建売みたいのがあったりするのと、あと建売じゃない土地だけを売って。土地から売ってるところもあるわじゃないですか」

「いや、なんせもう同居するのに難病があって、もう建売は無理。バリアフリーではないから、それは無理ってゆうので、だったら建てるしかない。で まず土地というか家を探してた」

羽「土地からいける所ですよね?」

「うん 土地から自分達で建てるしかないなって」

羽「住宅展示場とかは行きました?」

「展示場は行ってないね」

羽「意外とそっちから入る人多いんですよ」

「『まずは土地を買う!』って不動産屋さん行って、良い物件ありますかって聞いたんだよね」

「売り出し現場で、偶然会ったって言ってたっけ?」

「そう探してる途中。最初大手の不動産屋さんに行ったら、良い物件や土地があるってしょっちゅう電話が来て、しつこいから私は嫌と。資料をポストに入れてくださいって言って、その資料を持って、自分達で勝手に見に行ってましたね。『ここはダメ、ここなら良いかな』って感じで回ってた時に、羽山さんと会ったの。」

「そうそうそうそう!嫌いです!!ではっきり言ったの」

羽「何がでしたっけ?」

「羽山さんに、『不動産屋さんは、嫌いなんで!』」

主「その時に?」

「そう、出逢った時、車でもたもたしてたら、オーライオーライ♪ってやってくれたのが、羽山さん。『いいですよ、ここで。』ってあっスミマセン、なんて言って。」

恵美「羽山工務店」にいるとき?

羽「いや。不動産屋にいるとき」

「そこの土地を案内してる人」

羽「現地売出しっていうものですね。奥さんがぱっと降りてきてくれて、M社さんのチラシをもっていて、よその会社さんから来た方だ・・・大概普通そういうお客様が来ると、他の会社のお客様で、僕のお客様にならないなあ~って思うのが通例なのです。その時にすこしお話して、たいがいはお名前を書いて下さいって言うのですが・・・・たしか、奥様がそう(不動産屋は嫌いって)おっしゃったので、名前はいいです、って言ったと思います。」

「名前も何も聞かないので、もし気が向いたら私のところに来てください。って名刺をもらったんですよね。その時にしつこく言われたりなんだかんだ言ってたら、行こうとも言わないけれど、こういう人と出会って、こういう物件があって、違うとこもあるかもしれないっていうから 行ってみようかって言って主人と不動産屋さんに行ったのです。」

羽「偶然ですよね。 」

「偶然と言えば偶然ですよね。そこから縁ですね。」

恵美「引き続き羽山工務店に?」

羽「それはね、今から話すとこなのですよ。」

(一同爆笑)

■希望する家が建たない。それが第一だよね?

恵美「しつこくされなかったですか?」

「そう、しつこくされなかったのが一番かな。その他の会社は電話でパンフレット届きましたか?見ましたか?ていう電話は頻繁にかかってくるし、夜10時とかにも良い物件あるので来てください!とか結構言われたんだよね。」

恵美「しつこくて?」

「しつこくて。」

羽「不動産屋さんに行けば行くほどね。」

「そう。あらゆるところ見れば見るほどね、こうお誘いがかかる?」

恵美「あぁ~」

羽「お店に来てくれたんでしたっけ?」

「そう」

羽「電話もしないで、アポなしかな?」

「電話はしてないんじゃない?」

「うん、今日居るか居ないかわからないけど、行ってみようか~。とりあえず、お店の雰囲気見てみようかってゆって」

羽「それがうれしいんですよね。その時に渡した資料や、名刺とかを持ってきてくれるか、くれないかで、持ってきてくれないと、僕のお客さんじゃなくなるんですよ。」

「持って行ったもんね」

羽「そう。持ってきてくれたんです。」

「そっか、お客さんじゃなくなっちゃうんだ~」

「持って行って、羽山さんいますか?ってこの前会ったんですけど・・・・」

羽「第一印象って大事ですね。意外と。」

「そっか~」

「それはあるかも知れない」

羽「それがあるから今がある、ってね。 それから物件を見はじめて、見て行く過程の中で、悩んだり、行き詰ったりしたことはありましたか?」

「うーん…どうだろう。」

羽「何回ぐらい見て回りました?意外と早かったかな?」

「意外と早かったと思う。ポンポンポンて決めちゃったよね?」

「そうだね。逆にだって、ここが良いってゆうのもなかったし」

「まあ地域が日野で限定ってゆうのが」

「もともと 多摩平に住んでたのとか、その前何だっけ?旭ヶ丘か、に居たりしたから~。そんなにこっちで物件数は見てない気がする。」

羽「そうですよね~」

「で、ここで良い土地が出たんでって言われて」

羽「ここは、条件ぴったりだったんで、決めようかと言う話になった時に一つすったもんだあったよね?ご主人、覚えてますか?」

「えっ!ありましたっけ?」

羽「僕はよく覚えてるんですけど、「決めます」ってSさんから電話がかかってきて、僕ら申込書ってもらわないと、物件を押さえられないので、ご主人のお仕事先まで行って申込書、書いてもらったんですよ。

「えー、覚えてないですねぇ」

羽「でその後に「申込書」もらって帰って来たら、瞬時の差で希望してた所先約がはいっちゃって」

「あ~ぁあ~ぁあ~ぁあ~ぁ」

「最初こっちが良いって言ってたのは埋まってたの。」

「そうだ。そうだ。そうだ」

「で、しょうがないから向こうって言ったの」

羽「隣にするって」

「ほんとは東側が良いけどって言って」

羽「あ~でしたっけ。そうですね。じゃあ、とりあえず隣をおさえときますってなってS様も隣で良いですって言ってくれまして、でも僕ねダメになるかもって思いましたよ。悩みに悩んで決めたところがダメになったりすると、縁がなかったかなぁっておっしゃってやめる人お客さんもいるから」

「それはあったなぁ~」

羽「それでも良いですって言ってくれてたら、結局契約する前に先約の人がやめたんですよね」

「あ~そうだ そうだ」

羽「結構あるんですよ。そうゆうめぐり合わせって。僕のお客さん多いですね」

「へぇ~」

「思い出して来た~??大丈夫?(笑)」

羽「さて、土地が決まりました。この時は、まだ単純に不動産屋とお客様って関係ですよね」

「はい」

羽「そして、土地を買っただけだから、家をどうしましょうか?ってなった時に、どんなやり取りがありましたかね」

「まず予算では、家が建たない」

羽「でしたね」

「希望する家が建たない。それが第一だよね?」

「うん」

「土地代が高い所だったから、家を安く抑えたい」

羽「だから、不動産屋である僕の紹介で何社か建築屋さん紹介をしたんですよね。この会社とこの会社どうですか?って」

「3つくらいあったよね?」

「う~ん」

羽「で 実際ここで良いかな。って感じにはなったんですよね? 青梅の会社でねぇ」

「うん」

羽「その会社がSWをやってます。って話になって。なんでSWってなったんですか?僕は多分ね SWのスの字も言ってないですよ。」

「多分都内のショールームを見に行って、こうゆうのがありますよ。高気密高断熱でってゆう話になって、じゃあSWが良いんじゃない?ってゆう。 「じゃあ これにしようよって」安く抑えようと思えば まあどんなんでも建つけど、いろいろ見て行くうちに、SWが良いなぁって」

※注:SW=スーパーウォール工法

「う~ん」

羽「そうですか。僕はねえ そのころSW自体知らないんですよ。で紹介してる建築屋さんに話したら、でもお金がこんだけかかりますって言われたんですよね。何でできない建て方を紹介するんですか? って話になったんだよね。で どうしよう。どうしよう。って結構時間かかりましたよね。あの時ね。」

「そう。その前から業者と間取り決めるのに時間かかって。やっとこの間取りで、この会社で建てよう!ってなっていたのに・・・」

「うん。そうだね」

羽「そうね、やっと決まったのに、そのSWって話が出てきちゃって、この会社で良いんだけどSWでやりたいって、どうしよう。どうしよう。ってずっと決まらなかったですよね。」

「どうせできるんならSWでやりたい。でもお金は出せない。ってゆうので時間かかったんだよね」

「そうそうそう」

「でも土地は買っちゃった以上、建てなきゃいけない」

羽「もちろんです。ハハハ」

「ね。期間がだんだんこうなってきちゃって。それでだよね。羽山工務店紹介してもらったの」

「それでだっけ?SWだからだっけ?」

「そう」

羽「僕がそん時に、もうどうしようもなくなっちゃったわけですね。不動産屋として土地を買ってもらった。建物も紹介したい。ってゆうところで決まらない。どうしようって。それまでねえ 父(現会長・羽山工務店)を紹介したことってなかったの」

「初めてって言ってましたもんね」

羽「そう 自分のお客さんを実家に紹介するってゆうのはね・・・してなかったんですよね。でもどうしようもないから聞いてみたんです」

「ちょっと相談したんですよね」

羽「こういうお客様がいて、こういう間取りで検討してて、SWという建て方をしたいと言っていますが、出来ますか?て聞いたら、『何それ?』って言うのです。でそれから社長(現会長)自身がSWの事を聞いたり調べたりして、やりましょう。という感じでした。で、お見積りだして、すぐ決めて頂いたんですよね。」

「これでやって頂けるならお受けします。第1号で。研修もこれから行きます。ていう、『社長!これから研修ですか』って?」

羽「SW工法をやるには、加盟研修というのがあって・・・1泊2日です。それを受講しないと認定店になれないよっていう。『これから行きます!』ていう感じでしたね。で、はまったわけですよね。ちなみに自分達で他の会社を検討されたりしましたか?」

「しませんでした。」

羽「それはなぜですか?」

「何でだろうね。選択肢がなかったから?」

羽「全部を任せようっていう感じでしたか?」

「任せようみたいな・・」

羽「不動産屋さんはそういう点では、すごくいいですよね。土地を買う時に信頼を得ていると。不動産屋さんで建築も紹介してもらったひとは意外と多いですよ。

「そうね、疑わなかったもんね。あっ、この人インチキって。もっと他に安いとこがあるかもしれないって考えませんでした」

「もともと希望するハウスメーカーがなかったんです」

羽「どこがいいというのがなかったのですね。大手というのもなかったんですか? 奥様の御実家が大手さんですよね?建ててる会社がTホームさんですよね?ハウスメーカーさんと言われSハウスさん、Mホームさんとか大きな会社があったんだけどそういう大きなところが信頼できるという気持ちはなかったのですか?」

「別になかったね。○○工務店じゃなきゃ嫌とか、○○自然の家とか・・・見たけれどこれと言ってありませんでした。」

「むしろ大きい会社は良い印象がありませんでした。」

「対応がでしょう?」

「対応もそうだし、僕、S不動産に友達がいて、Sハウスと交流があるっていうのでいろいろ聞いてたりしたんです。聞いてるほど良い印象がなかったんです。それと僕自身、ちょっとだけ不動産屋に勤めていたんです。その時はよく名が通っているところの。ハウスメーカーってやっぱりいいなあって感じるところがあまりなかったのです。別に元々大きいところがいいというこだわりが、以前からあまりなかったんです」

羽「でも展示場には足を運ばれた。どのタイミングで?」

「土地が決まってからだよね?」

「うん。ふらっと行ってみようかって感じで。何回か行ったよね。立川の他、八王子も行ったよ、三鷹も見たし」

羽「結構行かれたんですね、でも気に入らなかった?」

「嫌いだから(笑)」

羽「いいかも? って思わなかったですか?」

「例えば、こういう間取りがいいとか、対面キッチンがいいとかそういうのは見るけれど、こういう建て方だからこれがいいっていうのは、無かったですね。外観が良いとかはありました。建て方に関しては特にないよね?木造であれば。」

「うん」

羽「木造であれば、っていうのはあったんですね。」

「鉄骨は嫌でしたね。」

羽「御実家は鉄骨なのに?」

「あそこは住んでないの。結婚してから買った家だから。自分が住んでいたのは木造。だから鉄骨ていう頭はなかったよね、木の家だね」

■高気密高断熱、夏は涼しく冬は暖かくってね。ちょっと憧れてたんだよね。

羽「羽山工務店に決めた理由は?」

「それは羽山さんが紹介したから・・(笑)」

羽「無理やりみたいじゃないですか?・・(笑)」

「いやいやいや、そういうのじゃなくて、どっちかっていうと予算でSWが建つところって言ったらそこしか無かったって言ったら変だけど・・」

「その前に紹介してもらったハウスメーカーいくつか含めて一番良かった」

羽「会社がですか?」

「条件もそうだし・・話してる感じが・・」

「でも会社は、まだその時会ってないよ。社長にも会ってないよ。」

「あっあのアパート?」

羽「あっ見に行きましたね!」

羽「一回はご案内してますね。アパートを建ててるところとか建ててる最中のところとか、現場をお見せしたのはなんとなく覚えています。」

「3個ぐらい見に行ったよね。まだドラえもんがいるときね。」

羽「あっ(私の)車にドラえもんのテイッシュボックスがあるときですね。それを言ってくださいましたね。あっこの人の車だってね。」

「そうそうそう!すぐわかるって。」

「そうそうそう」

「でも何で羽山工務店にしたかって言ったら、決定的にそれじゃない?予算内でSWが建つっていう」

「そうだね。」

羽「でもSWを、なぜそこまで気に入ったのですか?」

「高気密高断熱、夏は涼しく冬は暖かくってね。ちょっと憧れてたんだよね。」

羽「トステムショールームの横にモデルハウスがあるから、そこで見たんですよね」

「そこでよかったんじゃないの」

羽「そこで説明を聞いて、洗脳されてしまったっていう」

「洗脳されちゃったんじゃない?あっ、あと、地震とかに強いっていう、それが印象に残ったんだよね、たしか」

羽「地震には強く、暖かく涼しく寒くないみたいな。空気がきれい。ってショールームのアドバイザーは言いますね」

「たぶん、それでSWがいいって思ったんじゃない。」

「うん、そうだと思う」

羽「でもそう思うと、高気密高断熱、他にはこういう候補があるんじゃないの?ってなりませんでしたか?実際あるんですよ」

「ツーバイフォーかなんか見たよね? 地震に強いって。四角い形の」

「ツーバイフォーのイメージは個人的にあんまり良くないから…。」

羽「なぜ?」

「あくまで個人的なイメージですが、前の会社がツーバイフォーだったんで」

「今の会社に入る前4ケ月だけ不動産屋に勤めてたんです。」

羽「え~っ!!! 初めて聞きました~」

「新卒で不動産屋入って4ケ月でパタッとなって、また就職活動しなくては・・と」

羽「パタっていうのは、会社がパタってなったんですか。」

(一同笑う)

羽「ずいぶん不運でしたね…大学出られて一生懸命就職活動して就職した会社が4ケ月で倒産…」

「そうです。4月に入社して7月末で事務所が差し押さえられ8月中に決断しろみたいな事になって、社長が独立して別の会社やるから、ついてくるか?って言われて行きませんって言ったら、退職届にサインしてくれって言われました。「Sホームです。全国に拠点もあって。」

羽「あ、SホームのKハウスでしょう? 大きい会社ですよね。」

「そうです。それが、イメージが悪くって・・・」

羽「確かに・・・イケイケどんどんでしたねぇ」

「私そのころ、知らないなあ」

「自分もそんなとこ勤めてたから、大手だからって全然安心って気はなかったですね。だからかなぁ・・」

羽「トラウマみたいなあ・・」

「そうです、そうです」

「じゃ~これにしようってね。予算も考えずにね。これにしてくれないと困るんだけどなあ~(笑)ってね。逆に、この予算しかないんだけど、これにしてくれるみたいな「これじゃなきゃね。」みたいな。」

羽「決めた理由は、予算で建つ家ですね。人はどうでしたか?印象は?社長は?」

「悪くはないよね」

「よかったよ。社長の話聞いて決めたんだもん。」

羽「へえ~、どんな話してましたか?」

「私あんまり覚えてないな」

主「『うちは、木を大切にしてるんだ』、みたいな話されてたね。『すべての家は木から出来てるんだ』みたいな話をしてて、そういう話を他の会社はしてくれなかったんです。で、確かにそうだなって思ったんですよ、その時。こういうところから話してくれるんだったらいいかなって、当時思ったのを記憶してます。それぐらい?』

「私、社長の印象はね…今時の大工さんじゃない、昔の大工さんっていう感じ。」

「一年に何棟しかやりませんって言ってました。」

羽「そう、今でも何十棟もやれないですからね」

「手広く、はい、やればいいよ。っていうのじゃない。自分でやるって言ってました。その時に六角形の家の話しをしてたっけ?」

羽「六角形の家やってたかもしれないですね。建売やってたころですね。建売の下請けの家のことですよ。」

「その六角形の家も、『これ作れなくてね~。自ら自分でやったんだよ。』って言いながら。」

羽「その材木が機械のプレカット出来なくて、昔ながらのやり方で自分で叩いて合わせた。って言うことを話したと思います。そういうところは、悪い印象ではなかったということですか?」

「うん、悪い印象はないよね。」

主「うん」

「悪い印象あったらやらないよね。」

羽「そうですか。ありがとうございます。建ててる過程はどうでしたか?ここからは、僕があまり関わらないで社長との打ち合わせになって、色を決めたり、いろんな事を決めたり…」

「建ててる過程は、そんなにないよね」

「結構、まかせっきりだったからね」

「いよいよ上棟って時に主人が入院したりしたもんね。かと言って私仕事しなきゃいけないし。」

「そうそうそうそう」

恵美「倒れちゃったの?」

「結局原因はわからない」

恵美「え、そうなんですね」

羽「そう、上棟したぐらいの時に入院された。上棟式はやったんですよね何日か後、結構が出来上がってきてから、ご両親に来てもらった記憶があります。普通は柱が建ち上がるその日にやるんですけど、SWのパネルも、サッシもついていて。ご両親と話している中で、ご両親がいろいろ心配して質問してくれてました。その時に奥さんが、『うちは、寒くないのよ!スーパーウォールだから』って言ってくれたんです。嬉しかったですね~」

「あははっ。スーパーウォールだからね。そう、念願のスーパーウォールだから」

羽「その時点では、まだ住んでないけれど。」

「あはははっ。よそは知らないけど。」

■実は、夜な夜な仕事帰りに見に来てました。

羽「私達工務店側も初めてやる工法なので、よくわかってないですから。建ってる間に、ちょっとこんな事あったなあ~とかありますか??」

「なかった気がするよね。ふらりと見に来て、大工さんにこんにちは~っと声かけても、よくしゃべる大工さんではないけれど、ぶっきらぼうにやるんだけれど、何とかですか~?って聞くと、こうこうこうなんです。今これをやってます。って答えてくれました。」

羽「はい」

「見てても嫌がるとか、また見に来てよとかよくしゃべる大工さんもいるじゃないですか。そんな感じもなく、私が見てても黙って仕事してるし、決してよくしゃべる大工さんじゃないけど黙々と仕事やってくれました。」

羽「職人さんのイメージですね」

「これ何ですか? とか聞くと、『これつけてるんです』って説明してくれました。そんなに頻繁に見にこれなかったし、実は夜な夜な仕事帰りに見に来てました。」

羽「現場の状況はどうでしたか?ごみとか、汚いとかきれいとか。」

「そんなにありませんよ」

「きれいだと思います・・他に作ってるところ見たことがないし、比べようがないし、これが当たり前ていう感じです。いかにも散らかってます。ていうのはありませんでしたよ。」

羽「そういう印象はなかったんですね。良かったです。私は、そのころ現場をどうこうしようとかはまったくノータッチ。違う会社の人間でしたからね。でもいろんな現場をみて歩く中で正直きれいではないと思っていたんです。だから自分で行くと自ら掃除をしたりしてました。自分が売る家をお客様が見に来た時、周りにゴミがいっぱい落ちているところだと、これはいやだなと思われるから、そういうところは気を付けてました。これはいやだなとか思うような印象はありましたか?」

「ない! あったら私はうるさいですよ。たぶん文句言っています。」

羽「そうですよね。」

「と思います。はっはっは~(笑)だって私黙ってないからね。『チっ!』て言いますよ材料は材料別に並んでて、確かに材料の横に袋にゴミがポンポンっていうのはあるけれど、散らかってたという印象はないです。」

羽「逆に、建ててる最中によかったなという事はありましたか?」

「それは、来た時にぽっと声をかければ何々やってるんです、って答えてくれるというのがある程度あったよね?」

「僕、記憶ないんだよね・・・」

「あなた、入院したからね。はっはっは」

(一同笑う)

「ぷらっと来ると、二人ぐらいで黙々とやってるなって見て、そこでしゃべってるわけでもないし、こっちが話かけてはいけないなっという印象はありました。」

羽「では完成しました。住み始めてからの感想はどうですか? ここをこうしておけばよかったなどどうですか?」

「設計、それはあります。やっぱり駐車場は2台あったらよかったです。当時は同居だから両親の部屋を作らなくちゃいけないから、2台は取れないっていうのはわかっていたけど、今となれば世の中は2台だなっと思います。他はバリアフリーなのに玄関を上がる一段が高いとか…細かいところはありますよ。」

「言えばきりがないですね。」

「うん、言えばきりないかな。」

羽「結構時間をかけて間取り決めましたよね。」

「間取り自体は、そんなに嫌じゃないよね。ただ、細かいところはあります。例えば、この壁をオープンにしておけばよかったとか、出窓にしておけばよかったとか。間取り自体、家自体は全然問題ないよね?」

「うん、全然問題ない。」

羽「向こうの寝室はどうですか?」

「夏は暑いよね?」

「いやいや、2階全般でしょ。」

羽「寝室の窓を3面取りましたよね。夏は暑いっておっしゃってましたよね」

「うん、暑いですよ。そういう細かい事はありますよ。スーパーウオール1号だから羽山工務店が知らなかったっていうのもあるけど、今はUVカットのサッシがあります。とかそういうのを聞いてしまえば、スーパーウオール1号にするんじゃなかったなあ。もうちょっといろんな事を知ってればこの家も違ってたかなって(笑)なんせ1号店だからしょうがないよね。」

羽「しょうがない?(笑)しょうがないで済ませていただけるんですか。。。ありがたいです。羽山工務店じゃなかったらよかったのにって。」

「それはないです。他の工務店がどうやってるか知らないもん」

羽「なるほど、そうですよね。」

「比べようがないから」

羽「そんなところでお許しをいただいて・・」

「また 、良い情報があったら流してください。」

羽「そう言っていただけるので、何か呼ばれるとすぐに行きたくなるんです。」

「すみません、お呼び立てしまして・・・」

「はっはっは~」

羽「少しの手直しならお金をもらう気にもならないし、例えば追加の工事をいただいたりしてもあんまり儲けられないなあ~と思うし。」

「ね~本当に。」

羽「そういう関係ではあると思います。」

「ま~ま~申し訳ないとは思います。でも家を建てた以上は責任をもっていただかないと・・・はっはっは~」

羽「これは難しい質問だと思いますが、これから羽山工務店で知り合って羽山工務店で建てて、その人がS様みたいになれるのはどういう人だと思いますか?」

「何でも言う人。とりあえず言ってみる。こう思ってるんだけど、こうじゃないかな。これどうせダメかな? って思ってる人って絶対いますよね。でもとりあえず、だめでも言ってた方がもしかしたらSWが建っちゃうかもしれないじゃない、この予算で」

羽「ダメだってあきらめないことですね。奥さん確かに言い続けましたね」

「ダメなのは分かってるんだけど、とりあえず言ってみようかなって」

「当時全くダメっていう印象はなかったです」

「とりあえず言ってみれば何とかしてくれるよ。逆を言えば、とりあえず言ってごらん。あとは考えてくれるよ」

羽「柔軟性があるかなと思っているとこです。大手さんができないところですね」

「例えば、『水道が壊れたから、羽山さん来て~』と言えば対応してくれる。家の事だから、ホームセンターで付ければ安いかもしれない。でも羽山さんのところに言って仕事してもらえれば高いかもしれないけど間違いはないよ。変な安心感」

(一同笑う)

羽「そういえば先日S様が会社に来ていただいたときに、駐車場のガラガラはホームセンターのほうが安いかもしれませんよって言いました。S様だから言えるんですよね。儲けてはいけないと思うから」

「水道も水道屋さんに頼めばいいのかもしれないけど、とりあえず羽山さんのところに電話しておこう。羽山さんが何とかしてくれるよ。家の事すべて、家を建てるから羽山さんじゃなくて、家の事に関係してるから羽山さん。建てた後もリフォームだったり、家の事だったらとりあえず羽山さんに言っておきなさい。ていうかんじ。」

羽「建てて終わりでいい、安くやれてとか、豪華な家、建ったら建ったでそこで終わり。あとは何かあったら好きなところに頼むからいいということであれば、そういう会社に頼まれればいいと思います。そうじゃなくてずっとお付き合いしたいと思ってくれるお客様と家づくりがしたいですね」

「家を建てるのであれば、家を建てるだけじゃなくて家の事を羽山さんに任せていいよ。ていうアドバイスしかないです。私たちはそうしてます。」

羽「そこまでアドバイスしていただいてありがとうございます。何か悪いエピソードはありますか?」

「う~ん、・・悪いこと・・来てほしいなでも連絡しようかな、でも連絡する必要はないかなって思ってるうちに3ヶ月ぐらい経っちゃうとか。今はハヤコウ通信とかあるからいいけど、何かあったとき本当に来てくれるのかなって、大丈夫かな?つながりが感じられない」

羽「ハヤコウ通信始める前?」

「そう、建てた後です。建ててしばらく3年ぐらいしてから・・」

羽「私が入るまでは、アフターは、呼ばれたら行きますっていうレベルだったんです。毎年点検もしてなかったですし、カレンダーを届けるくらいでした。2年3年会わないお客さんたくさんいたみたいですよ。」

「そうかもしれない。その時は、水道が壊れたから羽山さんに頼もうって気もないし」

羽「あっそう。その当時は?」

「うん、当時はないです」

羽「クラシアン呼ぼうかな、みたいな・・」

「そう、ホームセンターでもいいんじゃない。羽山さんに電話しようって気にもならないし。」

羽「へえ~」

「ハヤコウ通信が来たり、羽山工務店があるってわかってるから、『じゃあ電話しようかな』って思う。例えば、この間も友達から水道の事で電話があって、私に聞いても分からないから、羽山さんに聞いてごらんって。私の工務店さんだから、とりあえず聞いてごらんって紹介できるし任せられる。私に聞いたって無理、工務店さんに聞いてって。そういう風にやっても、嫌がらない。嫌がってるかもしれないけど、変な事言いやがって思ってるかもしれないけど、外面はちゃんと会話してる。私のメンツは保たれてる。そういう安心感はありますよ。」

恵美「ハヤコウ通信の存在は大きいですか?」

「ハヤコウ通信が来ると、記事に載ってるのを見て、こういうのも頼んでいいんだって」

羽「私も回るようになって一年に一回か二回は、顔を出すようなりましたしね。点検が始まるようになりましたから。」

「点検がもうすぐあるから故障したとこ見ておこうとか、点検の時に言えばいいやとか」

羽「そうしないと、言おうか言うまいかって、ズルズルきちゃいますよね」

「ズルズルきちゃって、『まっいいや』ってそのへんでって思えば付き合いもなくなるだろうし」

羽「20年ぐらい前のお客様で、点検始めて行ったんです。ここがこうなのよって弟が直したんです。すると、お客様がもっと早く言えばよかったって、もう何十年もこのままだったんですって」

「毎日使うとこだと、すぐにってなるけど、まっいいかって思えばそのままになっちゃう。それから、これはいやっていうのは、あんまりお客さんが増えてしますのはいやですね」

羽「はっはっは、ありがとうございます」

「あんまりお客さんが増えてしまうと、うちまで来てくれなくなっちゃうから」

羽「ありがとうございます。」

羽「そういえば3年前、太陽光発電も付けて頂きましたね」

「そう、訪問販売の人が来て『1週間以内に返事ください』って言われて羽山さんに電話したんですよ」

羽「とりあえず断ってくださいって言いました。だって羽山工務店、太陽光やったことなかったんです。その後、うちで施工させていただいたんですよね」

「そう、また第一号!」

羽「補助金の手続きとか勉強させていただきながら、やらせていただきました。太陽光発電付けて、意識は変わりました?」

「電化上手にしたから、『朝7時には暖房切る』はしてますねぇ」

羽「それ以外は?、いくら売電したとかは?」

「特に気にしてないよね・・・」

羽「あっははは!さすがの第一号ですね。今日はありがとうございました。また伺います!」