私達羽山工務店は、
立川市、武蔵村山市、国分寺市(西町、高木町)で長い付き合いで住まいの困ったを解決してくれる、地元の工務店を探している人たちのために、時代のはやりすたりに流されず頑丈で使いやすく、夏は涼しく冬は暖かい快適な住まいと家族的なおつきあいを、提供することに生き甲斐を感じている工務店です。

武蔵村山市伊奈平:T様邸インタビュー

最後は“押し”ですね(笑)。でも、“きかっけ”がないと踏み出せない

【T様ご夫婦】ご主人奥様  【インタビュアー】 羽山昭彦   【写真撮影】諫武知哉

昭:今日はお時間を頂きましてありがとうございます。ご主人、そんなに緊張せずに(笑)

:うふふ(笑)。

:はい。大丈夫です(笑)。

昭:では、早速質問させていただきます。まず、羽山工務店で家を建てようと思ったきっかけは何だったんですか?

:最初の出会いね。これは事前に考えていたんですが・・・。

昭:ありがとうございます(笑)。

:今だから言えるし、申し訳ないけど、最初は別に羽山工務店でなくても、どこでも良かったです(笑)。

:そうね(笑)。

:ただ・・・私の兄が2人とも大手さんで建ててるんです。

昭:そうだったんですね。

:ですが、私は少し違って、ご近所、地元の工務店で頼みたいなと、それだけは思っていましたよ。そんな時に羽山さんがたまたま私とご縁があったのでお願いしましたね。他にも近所に工務店さんはあったんだけね。

:あ○○社さん?

昭:ええ、いらっしゃいますね。

: 時々その会社の前を散歩しながら通ったりすると、「あ~ここにお願いするのかな」なんて考えていたこともありました。「ここだけしか工務店ないのかな~?他はないのかな~」って思っていました。正直、工務店で建てるという希望しかなかったですね。

昭:なるほど。

:当時、特にまめに来ていただいたのが羽山さんでしたね。

昭:はい。きっかけはそれこそ裏のT様でしたね。

:そうそう。

昭:T様が弊社で家を建ててくださった時に、内覧会などはしなかったものですよね。どういった経緯があったんですか?

:何か、ちょっとお届け物をした時に、ちょこっと内観を見せて頂いたんです。

:そうそう、中を見せてもらったね。

昭:それでT様のご主人が、「高橋さんが考えてるみたいだから・・・」って。

:それはもっと前の話かな。私、おしゃべりで「いつか家を建てるから」ってお話していたのかな。

:「平屋がいいね~」なんて言ってね。

昭:そうだったんですね。まだお仕事もバリバリと現役でしたもんね。

:そうそう、55ぐらいになったらもう家を建てようと思っていたんです。早く仕事を辞めたいっていうのと、家を建てたいっていう気持ちがあったので。

昭:そうですよね。そこから弊社とご縁をいただいて・・・。

:羽山社長は良い人だねって。

:そうそう。

昭:え~っ、そうですか~?(笑)

:間違いなさそうな人だねって。

:ウフフフ。笑ってちゃいけない。

昭:本当ですか~?(笑)

:(笑)

昭:笑ってますけど~(笑)当時は、何度かうちの通信(瓦版)をお届けしたり。あとは“家づくり教室”にお誘いして、具体的な話をする中で、「いやいやまだですから」っていうやりとりもありましたね(苦笑)。

:社長の営業力と人柄・・・最後は“押し”ですね(笑)。

:でも、“きかっけ”がないとそういうのって踏み出せないもんね。家づくり教室も良かったね。3月頃?

昭:はい。3月頃ですね。その時多分、瓦版とご案内をいつもの様にお渡しして、そのあとお電話を頂いたんですよね。「家づくり教室に参加したい」と。私、嬉しくて嬉しくて、すぐに折り返しのお電話をしましたら「もうかかってきた!」っていう風におっしゃっていたのを覚えています(笑)。

:(笑)

昭:私側からの一方的な話がどうしても多かったのですが、家づくり教室に参加してみて、いかがでしたか?

:あの、白い白衣!

:白衣ね!

昭:あっ、白衣(笑)。

:あれが印象的でした。

:印象的でしたよ(笑)

:面白いなって。

:当日は本当に勉強会だったね。

:ちょっとさ、緊張して行ったもんね。

昭:やはり少し身構える部分はありましたか?

:もちろん、構えて行きました。でも社長が白衣を着ているのを見て当日はリラックスして参加できましたね。

昭:あれがリラックスする要素に。良かったです(笑)

:あの時は社長さんはもちろん、会長さんも色々お話くださって。

昭:そうでしたね。会長と会ったのはその時初めてでしたよね。私の印象はさっきお聞きしましたが、その時の会長の印象ってどうでした?

:お話好き。うん。お話好きだなって(笑)。

:うふふふ。

昭:え~っ。そうでしたか!?

:結構お話されてましたよ。社長としては「う~ん…」って進行に苦慮されてましたね(笑)。

昭:いつもそうなんです(笑)時間が決まってるのに話に夢中になるんで・・・。

:あははは。

昭:普段はね、あんまり喋らないんですよ。

:えっ!そうなんですか?

昭:普段はむす~っとしてるんですよ、基本。しゃべり出すと止まらないんです。
怖いとかいう印象なかったですか?

:会長さん?そんなことないね。

:うん。当日は社長が緊張してそうだった(笑)

:そうそう(笑)いつも一組なんですか?

昭:そういうわけじゃないです。二組の時もあります。

:そうなんだ。

:内容については、SW(スーパーウォール工法)というのを初めて聞いて。今はこういうふうにつくるんだ~って。別に細かい工法とかは意識してなかったからね。

昭:そうですよね

:家を建てちゃえさえすればいいって。正直、間取り通りにつくればいいってにしか思ってなかったですよ。

昭:それは当然ですよね。皆さん一般的に細かい工法まではそこまで気にしないですからね。

:うん、何も知らなかったので、今はこうなんだっていうふうに思いましたね。

昭:お二人のお兄さんたちは大手さんで建てられているので、工法とか色々と聞いているのかなと、どれが良い悪いではなく、会社によって特徴としてあるのですが、そのあたりはいかがでしたか?

:こんな工法、建て方がいいとかは全くなかったね。

昭:鉄骨より木の方がいいなとかは?

:少しは、それはあったのかな・・・。前の家が木が基本だったから、でもどっちかというと、間取りのことだけを考えていましたね。

昭:間取が最重要ですか。

:そうそう。

■「これで決まっちゃうのかな。でもいいよね、それも流れだよね」

昭:最初は、羽山工務店以外の選択肢がある中で、どのあたりから羽山でもいいのかなっていう感じになったんですか?

:最初から。

:最初からだったよね。

一同:(笑)

昭:最初からですか?(笑)

:もう最初にご相談をしに飛び込んだ時点で。

:縁があったって思ったんだよね。

:あ、家づくり教室に行った時かな?

:うん。もう「ここで建てよう」って決めて伺ったんだから。

昭:え~っ、そうなんですか!?本当にありがとうございます!まだ価格も何も出していない段階ですよね。

:あっ、それは工務店を選ぶ選ばないじゃなくて、あの時は、どんなふうに建つのかなということと、当然予算があったので「実際に建つのかな?建てられるのかな?」って。

:予算は心配していたけどね。

昭:それは確かに最初にお聞きしてましたよね。

:建つのか建たないのか、どこでやるとかじゃなくて、それで無理だなとなったら、ちょっと考えちゃったかもしれないよね。どこの工務店を選ぶとかじゃなくて、家を建てること自体をもう一回練り直そうってなっていたかもしれないよね。

昭:じゃあ当時は、どのくらいかかるのかっていうのはフワッとしたままご相談いただけたんですか?

:うん、全然わからなかったね。

昭:お兄さんたちから聞いたりしなかったんですか?

:なかなかね。そこまで詳しくは聞かなかったもんね。金額の事ですし。

:羽山さんは、Tさんの紹介で私の方に何回かお知らせとかご挨拶に来て頂いた時に「やべーな、この工務店で決まるのかな」って。

一同:わははは(爆笑)

:何回も言ってるけど、「これで決まっちゃうのかな。でもいいよね、それも流れだよね」って話していたんですよ。

:そうだったね。

昭:そうとは知らず、本当にありがとうございます(笑)

:どんなところかも知らないで決めちゃったかもしれない(笑)

昭:T様からは、家づくりについてどんな感じで聞いていたんですか?

:何もお話してないよね?

:うん。特に細かいことは話してない。ただT様のところをやったっていうだけだよね。

:でも、「ウチも建てたいんだよね」なんてきっと言ってたんだろうね。そしたら、Tさんの方がきっと羽山さんに話をしたんじゃないかな。

:Tさんの家がSW(スーパーウォール工法)っていうのも知らなかったし。

昭:暖かいとか仰ってませんでしたか?

:暖かいというか、ここよりはすごい日当たりが良くなって健康的になったっていう話は聞いたけども、スーパーなんとかは聞いてない。

昭:スーパーなんとかは聞いてない(笑)

一同:わはははは(笑)

:ちょっとがっかりした?

昭:いえいえ、弊社とお付き合い頂けるお客様は結構多いんですよ。こんな未熟な人間ですけど…工法ではなく、人間(キャラクター)というところを何とか気に入って頂いて、それにたまたま工法がくっついてくるってだけの話だとは思うので。どっちかっていうとそっちのお客様の方が多いですね。

:あっ、今思い出した。確か、息子さんのところをやってもらってすごくよかったのよって。色んな提案をしてもらったってTさんの奥さん言ってらっしゃいました。って今思い出しました(笑)そこ大事でしたね。

昭:あ~本当ですか!ありがとうございます。T様にも何でうちだったんですかって聞いたら、「他は考えなかったですね」っていうことをおっしゃって頂いて。

:時々写真撮られるから緊張しちゃうな~。

:そうなのよね。

:もういいわ、あぐらかこう。

:普段しないじゃん(笑)。

昭:では次の質問です。建てる前に悩んでいた事はなんですか?予算の中で家の建て替えができるのか?という以外の悩みはありましたか?

:広さが30坪以内という希望はありました。この敷地で平屋にしようと。ですが、そこからです。「どんな間取になるんだろう?気になるね」と。私たちは間取りをあらかじめ考えていなかったので、たたき台が全くなかったんです。それで斉藤先生に最初に間取りを作ってもらった時に、このぐらいのができるんだって実感が湧いて、かたちになってきたっていうか、頭の中でね。

昭:最初のお打合せをする時に。奥様が雑誌の切り抜きを用意して頂いていましたね。それはいつぐらいから始められたんですか?

:建てるって決めてからだから。4月5月ぐらい。たまたま雑誌を見ていたら平屋が載っていて。平屋ってあまり本とかに載ってないじゃない?平屋特集があって。あっ、これいいんじゃないと思って。だから、ほぼそれに近づけたのは良かったですね。だからそれも良かったのかもしれない。

昭:打合せを進めていく中で、何か印象に残っている事はあります?

:間取りって難しいなと思いましたよ。パズルを組み合せるようで。思ったようになかなかいかなくて。二人でああだ、こうだやったんですけど、これとはちょっと違うんだよなって。

:でも、作って欲しい部屋とか色々あったから、それをどこに入れるかっていうことですね。

:希望を伝えて、それをプランとして頂いて「あっ、自分たちの希望になるとこういうかたちになるんだ」ってそこで初めてたたき台ができました。そこから自分たちの希望通りにする細かい部分が難しいなと思ったよね。

昭:そうでしたね。それこそ東側の空きを取りたいというご希望があって、それじゃあ、南はどこまで出していいのかっていうやりとりをして、少し調整して進めて行ったかたちでしたね。

:前の方に、道路に出ていっちゃうのかなとか、後ろのスペースが無駄になっちゃうのかなとか。うちの敷地のかたちがちょっと後ろが無駄なつくりじゃないですか。あまりここを無駄にしたくないなって思ったんですけど。そういう漠然とした心配はしていましたけれどもね。

昭:ご契約後、地鎮祭から始まって工事が始まっていくわけですが、現場にも何度か足を運んで頂きました。ご主人は少し遠慮気味に…。

:遠慮してました。

昭:やはりそうだったんですね(笑)

:地鎮祭とかは何にもわからないのに、全部細かく何を用意するだとかやってくださったので。

昭:地鎮祭って、前の家を建てられた時にされましたよね?

:はい。自分で神主さんのところに27歳の時に初めて行って。大人になるからって父に言われて行きましたよ。神社に。そういうのを全く知らなくて、とりあえず行ってみました。教えてくれる人(父親)がいたから言われたままをやっただけでしたけど、そういうことをやるのって全く経験がないじゃないですか。

昭:建てている最中は、何か印象に残ることはなかったですか?

:ベタ基礎? あれに驚きましたね。「こうなるんだ。すごい」と。実は前の家の基礎を手伝ったんですよ。私の義理の兄が基礎を作ったから。「もっとコンクリいっぱい入れていいよ」なんて言われて。自分の家だから、私も一生懸命やったんだけども。だから、今の基礎はすごいなって。一輪車で運んだんですよ。あれ難しいのよ、平なところに運ぶの。

昭:それはそれで思い出深いですね。やっぱり皆さん言いますよね。

:知らなかったです、全く。考えもしなかった。メッシュっていうんですか?貼って、流して、「あぁすご~い!」って感心しました。基礎の工事の人が帰ってから夜に見に来てました(笑)。

一同:あははは。いる時じゃなくて。

:結構毎日、見に来てました(笑)仕事の帰りに真っ暗なのに。

:懐中電灯持ってね(笑)

:でも本当ね~何にも滞ることなくて本当に良かったですよ。地盤調査して何か出てきたって話あるみたいだから。そういうものも何にもなかったし。

昭:そうですね。変なものが埋まっているとか、弱いとかもなくて良かったです。

昭:完成したあとの“お引渡しの式”をしたじゃないですか(笑)あれはどうでしたか?こんなことやるというのは知っていました?

:私は知っていました。羽山さんのところに行くといっぱい写真があるじゃないですか。

:私はあまり考えてなかったな~そういうの見てるのかもしれないけどすぐ忘れちゃうんですよ。だから、当日は「照れるな~」って。

:あれは羽山さんのスタイルなの?

昭:あれは私が全部考えたんじゃなくて、SWの会の仲間がやっている人がいて、教えてもらって。ちょこっとアレンジしてますけど、やるようになったのがそれこそT様の息子さんの家を建てた時ぐらいからなんです。

:いいと思いますよ。記憶に残りましたね。

:女性は特にそういうセレモニー好きだろうからね。ホームページ見せてもらうとそういう写真がそれぞれ載ってるじゃないですか。自分の時は照れ臭いけど、記念になっていいんじゃないですか。

:業者の皆さんもお忙しいのに集まってくださって。

昭:それも、会を重ねるごとに皆に理解してもらって。あのDVDを作るじゃないですか。あれを見るのが楽しみだっていう業者さんもいるんですよ。

:あれつくるの時間かかるでしょ~?つくるのに。眠れないんじゃないかと思って。社長は走ったりもしているから忙しいね。

昭:いやいや。あのメッセージなんかはその時その時なんですよ。ご主人からもらってみたり、本当は僕のもうちょっと段取りが良ければ、お子さん達に頼みたかったんですよ。タイミングを逃しちゃって。やるからには感動してほしいなって。

:でもちょこっと映ったよね(笑)子ども達が。

昭:そう、一生懸命隠し撮りしてるんです(笑)奥様に感動して頂いたけど、本当はご主人にも泣いてほしかったんですよ。

:私、結婚式でも泣かないんですよ。絶対泣くもんかって。

:決めてるもんね(笑)

 

■軽井沢の別荘をイメージ、今後は植木をいっぱい植えて別荘の雰囲気を出したいね

昭:では住んでみての感想を聞かせて頂けますか?家の中のお気に入りのポイントや場所はありますか?ご主人は沢山あるでしょうけど(笑)

:…ほら、“ご主人”からどうぞ(笑)私はメモしてあるから。

一同:あははは。

:では(笑)。まず、朝起きて雨戸開ける前にもう明るいんですよ。あの高いところの窓は正解だったなと思いますね。それともちろん吹き抜けも広々と感じて正解でしたね。また、間取りの話になっちゃいますけど、一部屋で完結、これが一番世話がなくっていいなって思いましたね。あと間取りで、失敗と思っているのが、寝室のウォークインクローゼットが狭かったのと、パントリーが広かったなって。

:そうね(笑)

昭:そっか~そう言われてみれば!棚の空き具合を見ると確かにそうですね。反省しかりですね。

:あはは(笑)

:これからもうちょっと住んでみるとどうかわからないけど、今の所はね。

:それ、前から言ってるでしょ!もう~(笑)

:それとね、客間4畳半なんですよ。必要ないものだからうちは。二人だけのうちだから。でもこれから子ども達、家族みんな揃った時に、最低6畳あった方がよかったかな~って。間取りでは思いますね。あとよかったところはね、私、窓を開けるのが好きなんですよ。夜でも開けたくてしょうがない。だから風通しが良いのが気持ちいい。他にある?もう全部言っちゃったよ(笑)

:私もっとあるよ(笑)

昭:うわ~良かった~(笑)

:私の希望は、まず最初に“物の片付く家”っていうのをお伝えしたと思うんですけど、それぞれの物がここにある(物の居場所)っていうのを作ってもらったので、今の所、リビングが散らからないっていうのがストレスにならないです。前は何かこの辺の物がいっぱいあるっていうのが。どうしても物が出てきちゃうので。それが一番いいかな~って思っています。具体的にはシューズクローク、パントリーが何でも置けるっていうのと、あとクローゼット。あとは、元々住宅の情報誌があってこんなのがいいっていうたたき台があったのでそれに近づけてもらったから、希望通りになってよかったなって。

昭:別荘っていうイメージでしたもんね。

:うん。あとは、家を建て替えたので、今まで捨てられないでいた物が思い切って捨てられたのが良かった点ですね。家とは関係ないんですけど。具体的にはドアの上のあかりとり、あと引戸も良かったです。あと、電動シャッター。

:電動シャッター良かったね。静かだし。

:寝室だけしてないんですよ、なぜか。

:まぁ小さいからいいんだけど、ガラガラって開けると、人が外にいる時は見えちゃうよ。

:そう、ちょっと気になるのよね(笑)。あと、室内の物干しも良かったでしょ。で、みんなが来ると「この梁がいいでしょ~」って、自慢しちゃうの、(笑)。あと、フローリングの無垢。それとデッキの手摺も助かってます。神棚の位置もちょっと高いですけど、いいところに収まっています。あと外壁も一生懸命選んだ甲斐あったなって・・・。

:軽井沢の別荘をイメージしているんです。今後はもう少し植木をいっぱい植えて目隠しができるようになって、外から見た時に別荘の雰囲気を出したいね。

:あと、建てる時に悩んだのは、一つ一つのものを選ぶ時に確認するのがサンプルでしょ?だから全体のイメージがどうして湧かなくって苦労したけども、結果は全部OK。今のところ全部気に入ってますから!

:外壁は特に悩んだよね。それで、これだとどんなふうになりますと羽山さんに作って見せてもらって。そうするとあ~何か違うって。LIXILに行ってこれでやるとどんなふうになるんですかってパソコンで出るのかと思ったの。それで見ながらどんどんできるといいんだけど、行って持ってきて羽山さんにお願いしてって時間がかかるのね。そうすると違うってまた行かなくちゃいけないって。それを何回か繰り返した時は苦労したね~。模様とか色?あの辺がイメージ通りにならなくて。

:あとは、間取りばっかりどうしても一生懸命になっちゃって、各部屋の広さが、パントリーが広すぎるとか和室が狭いとかも思ったんだすけど、今こうやってみるとそれも良かったのかなって。結果オーライって(笑)あと、和室の窓2窓ありますよね。娘が寝てると朝眩しいらしくて。ああいう時って何かあるんですかね?

昭:ありますよ。シェードを付ければいいのかなって思いますね。

:そっかそっか。あとね、最初に30坪って決めたでしょ。でも今考えてみるとすごいこっち側とか狭いじゃないですか、通路が。もうちょっと広くても良かったんじゃないかって(笑)

:もう何回も言うよね~。こんなに広いの必要ないって。なんか30坪っていうのがあったんだね~前は25坪だったもんね。そんなところかな。もう、つくる時に羽山さんにこれはどっちにしますか?って、クロスとか床とか何でも全て一つずつ決めるじゃないですか。もういい加減にしてくれよ~任せるよ~って気持ちになっちゃって。もうノイローゼ気味になっちゃって(笑)これとこれとこれをいついつまでに決めなきゃいけないって。俺達もそんなこだわりないからもういいよなって。私たちはわかんないのよ。クロス一つでも、これが貼られるとどうなるのかなって。それですごいパニックになっちゃった。それでみんなは楽しい時なんだろうけど、私達はノイローゼ気味。危なかった(笑)

昭:ご負担をかけるかたちになってすみませんでした。そうですね・・・デザイナー、設計士さんとかはこれの方がいいですって決めちゃうと思うんですよ。何色?って言ったら、いやこれがいいですよって。だからそういうセンスを磨けば。

:でも結構言ってもらった部分もありますよね。

昭:そうですか?でも僕、センスがいいなって自分で思っていないのでどうしてもお客様に委ねちゃうところありますよね(笑)それ決められないですよ、責任重大です。

:俺達はこだわりがない。うっすらとしたものしかない。それはあとで楽しい時間になるんだけども。昔、30年前に家を建てた時にはクロスとかカーテンはもちろん決めたんでしょうけど、細かいことは任せっきりだった。だから間取りだけ決めて、あ~こういう家になったんだって思った。それがいいかどうかは別として。あ~しんどかった(笑)でも最終的には自分で決めればあとは納得がいくよね。

昭:ガラス(写真参照)とかどうですか?

:これは大正解。広く感じるし、綺麗に感じるし、広さと高級感と。これは最初そういうイメージしてなかったけど、羽山さんが言ってくれてお任せしてやってもらって良かったですよ。

:近所の人も「これ素敵ね」って言ってたわよ。

:お気に入りの一つだね。

昭:あとは、お二人のお話は聞きましたけれども、お子さんが来てとか、お友達、ご近所さんの反応は?

:子どもの反応も「すご~い」って良かったよね。あと、ご近所さんもちょっとした知り合いなんだけど、「見せて~」って二人も来たのよ。気になってしょうがなかったんだろうね(笑)

昭:あら、すごいですね(笑)。ありがとうございます。

:「何か屋根はちょっと高いし、平屋なのに、中がどうなってるのかな」って(笑)ご近所さんは気になってしょうがないんだって(笑)

昭:あ~それはT様も仰ってましたね「後ろから、あそこに電気が付いてるから、あそこが何の部屋なんだ」って。

:ピンポーンとか来て誰かな?って思ったら、「ちょっと見せて」って(笑)
一同:わはははは。

:今なら見せられる、今はまだ綺麗だから(笑)

昭:あと、埃が入りづらくなったって、奥様仰ってましたよね。

:そう、土とかは全然大丈夫。埃自体は全くなくはないけど、開けちゃってるから。土はそこのデッキは結構土であれだけど、中までは全然大丈夫。ご近所さんなんかはすごいって言ってましたよ、土埃が。もうザラザラって。

:デッキはね、向こうまで必要あったかな?って今のところは思う。

昭:玄関までですか?

:どうなるかわからないけど、今のところ使う気配が全くない。それとこのデッキは何で作ったかというと、この部屋にいる時に広く感じる為に作ったので、使ってみてどうのこうのじゃないから、また別問題かもしれないけど、向こうにいてあそこに腰掛けながら、何か他に方法あったかなって今は思いますけどね、間取りのことですけどねこれは。

:もうちょっと広ければねBBQできるけど。

:もっと広くしたい!?

:いやいや、いらないいらない。庭ですればいい(笑)

 

■結構気楽に話をしたよね。ダイレクトにどんどん希望を言ってもいいんじゃない?
羽山さんならまずは聞いてくれるんじゃない?

昭:最後は、これから家を建てる方へ向けてのメッセージを頂けますか?経験者としてのアドバイスはありますか?例えば、羽山工務店で建てる人に、ここは言った方がいいとか、ここはこうしてもらった方がいいというようなことです。

:大手の会社に頼んだわけじゃないからわからないけど、羽山さん(社長)は営業をやってた人だから、「これは営業マンだな」って思っていましたよ。専務は職人だなって思っていたけど。結構気楽に話をしていたと思うんだけど、もっとね、こうダイレクトにどんどん希望を言ってもいいんじゃない?って。聞いてくれるんじゃない?って気はしますね。

昭:あ~。それは皆さん言ってくれますね(笑)そう、言いたいことは全部言った方がいい、何とかしてくれるから、みたいなことで。そこは本当に、まぁ逆にさっきお話を聞いて、高橋さん的にはノイローゼになっちゃうって言われたんですけど(笑)本当にとことんまで。打ち合わせの回数も本当に相当ご苦労頂いたと思うんですよ。本当は会社の効率化を考えると、ああいうのって少ない方がいいわけですよね。そういう風にしてらっしゃる会社さんもあって、打合せは5回まで。それで次までにこれを宿題にして決めてくださいって。打ち合わせはそれで終わりですよって。逆にうちなんかの場合は、時間がかかってでも建ち上がった時に、不満足にならないようにっていうふうには考えていたので。…本当にお疲れ様でした、すみませんでした(笑)

:大手を頼んだわけじゃないのでわからないけど、工務店という、失礼だけどそんなに大きくない会社にお願いしたんだったら、たぶんその人は家族的な雰囲気のところで建てようって人だと思うんですよ、どっちかっていうと。だからどんどん思ったことを言った方が。あとは言えるところを選んだ方がいいかな。

昭:ありがとうございます。最後ですが話を元に戻して、最初の話で、T様ご夫妻はお兄さんたちは大手さんで建ってるっていうところで、地の工務店で建てるって考えていたのはどうしてですか?

:あまのじゃくだから(笑)

:そうなの?(笑)でもずっと前から言ってたよね。私は、家を建てるのはずっと反対だったんです。「リフォームでいい」って。20年ぐらい前に水回りをリフォームしたんですよ。トイレとかお風呂とかね。あとキッチンやればいいかな~って。その辺を直すだけでいいじゃないって思ってましたね。でもお父さんは絶対やるって言うから(笑)

:ただね、やっぱりね、男ってそういう夢の様な話を追っかけるだけで、女の人は現実に引っ越しとかあるじゃないですか。

:私はそこでノイローゼになりましたから(笑)

:前に実家に住んでいて家を建てた時は、たまに見に来れば良かっただけだったんですよ。今度は引っ越しして新しい所に住んでっていうことをあまり考えていなかったわけね。

昭:2回引っ越しですからね。

:うん、それはあんまり考えてなかったね。ただ、“もう1回は絶対家を建てる”っていう気持ちは昔からあったので。

:でも結果的に良かったんですけどね、片付けができたから(笑)いずれやんなくちゃいけない仕事がそこでできちゃったから。あとは、仮住まいも紹介して頂いて、すごい良かったよね。何にもトラブルなく。あっという間の6か月で、良かったです。

:良い経験したよね、団地に住んだことなかったから。

昭:あと、ご主人が上棟式をやるかやらないかを悩んだ時に、「じゃあそれをやる代わりに完成したら皆さんをお呼びしてっていうのはどうでしょうか」っていうふうに言ってくれて、それは本当に有り難かったですね。現実にやって頂いて。協力業者さんも呼んでもらって、すごく居心地のいい時間でしたね。
でも業者の皆さんは、結構遠慮したんです。基礎屋さんも「行きたいな~」って言ったんだけど、結局昼間仕事した後にお風呂入らないで着替えるにしても来るのは申し訳ないからって、お気持ちだけ頂きますって言ってくれたりとか。でも、参加された業者さんが言ってましたよ、ご主人あんなに饒舌な方だったんですねって(笑)

:あれは仮の姿ですから。

一同:わはははは。

昭:以上でインタビューは終了です。長時間にわたってありがとうございました。

:はい。ありがとうございました。